失業13日目:引っ越し

数日前から、賃貸の自室へ戻っている。職場へ寄って離職票を受け取ったり、引っ越しのための準備を進めてきた。今日は引っ越し業者へ荷物を託し、部屋の鍵を管理会社へ引き渡す日だ。

不要な荷物や家具は捨てたり、リサイクルショップに売却したりして、可能な限り荷物を減らすのは引っ越しのセオリーだ。どうしても必要な残りの荷物は引っ越し業者へ頼むしかない。ポスドクとしてあちこちの街を転々としてきただけあって、今回の引っ越しも心得たもの、クロネコヤマトの単身パック一つに収め、引っ越し費用をなるべく安く抑えた。

ポスドクは赴任にあたって引っ越しをしても、常勤のポストに就く人たちとは違い、赴任旅費は支給されない。日本のポスドク制度は、大学院で博士号を取得し、そのまま研究室に何年か居座るという形しか想定していないのだろう。百歩譲って、赴任旅費は出ないのは仕方ないとしても、任期途中で雇用側都合により勤務地を変更する場合くらいは、引っ越しの費用を負担してほしい気もするが、私の経験ではこれも出なかった。私はこの納得いかない措置の結果、片道2時間の通勤を余儀なくされたこともある。

この間にも、公募書類を一通郵送する。

実家へ戻ると、先日、電話連絡のあった、二次選考に関する書類が届いていた。面接の日程、模擬授業のテーマなどを確認する。

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