失業32日目:不安

面接から一週間が経過した。まだ連絡はなく、段々不安になってくる。別の大学に出した、書類選考の結果もまだ届いていない。

今後の公募スケジュールを見て、どこに出そうか検討する。片っ端から出すという方針の方もいるようだが、私はそうする気にはなれない。どう考えても時間とお金を浪費するだけで、うまくいかないだろう。むしろ、先方の大学が何を望んでいるかを慎重に見極めて、自分とマッチするかどうかを考えた方が得策だ。

そういう意味では、先週面接に行った大学は、公募要項を読んだときも先方のニーズとマッチしていると思ったし、実際に大学に行ったときも、キャンパスの雰囲気などが私に合っていると思った。任期についてもそうだ。任期は設定されているが、更新されたらテニュアというのは決して悪くない。もう一つの書類選考中の大学は任期なしだが、これはそもそもあやしい。明文化された任期がないだけで、着任後、教授から「5年くらいで他のところへ出て行くように」と言われた人を何人か知っている。どちらを選ぶかと言えば、任期あり更新後テニュアの方だ。はっきり条件を明記してくれる方が信用できる。

向こう一ヶ月の公募を見ると、あまり私とマッチしていそうなものがない。唯一マッチしていると思ったものが東北地方のとある私大だが、要求している学位は修士だし、偏差値を調べると文系なのに40を下回っている。どう考えてもヤバそうな案件にしか見えない。つてを辿ってこの私大の関係者に様子を聞いてみるが、不安を打ち消すような情報は得られなかった。

こんなに私にマッチする案件は、今回のものが最後のチャンスのように思えてならない。内定ならば、おそらく電話で通知が来るのだろう。今日も電話は鳴らなかった。

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