失業1日目:今後の生活設計

ついに失業した。今日から無職である。履歴書的には、無給研究員としてキャリアをつなげることはできるが、何はともあれ、まずは生きていかないといけないので、生活設計は重要だ。とにかく、可能な出費は切り詰める所から始める。言う間でもなく、生活設計は、失業してから考えるのではなく、もっと前から始めないといけない。ここに書くことは、これまでに決定した今後の方針集という事でご理解いただきたい。

まずはランニングコスト。今住んでいる所は賃貸なので、ここは引き払って実家に帰る。これで、月々の家賃、水道光熱費の基本料金くらいは節約できる。実家にもADSL回線があるので、それにただ乗りすればネット代もゼロ。実家で食べれば、多少は食い扶持を払うとしても、食費も節約できるだろう。

意外と事務用品は難儀する。文房具は買ってくるとしても、我が家にはプリンターがないし、コピー機もない。差し当たっての策としては、コンビニの印刷サービスを使うと、パソコンで作った文書を1枚20円くらいで印刷はできる。改めて書くほどでもないが、コンビニでコピーもできる。だが、コンビニのコピー機はシートフィーダがないので、大量にコピーするには不向きだ。どうしても大量にコピーしたい時は、原始的に1枚1枚コピーするということで腹を括るか、大都市圏ならば、FedEx Kinko'sなどのサービスを使うという手もあるだろう。多少の不便を甘受するか、金を投じて機材を揃えるかの判断は、それぞれの事情にもよるだろう。私は滅多に印刷しないので、コンビニのサービスで足りる。

失業して困ったのは、公募書類の中の“主要な論文の別刷り”のコピーを作るときである。結構な枚数のコピーを取らないといけないので、公募書類を一式作るのにも案外金がかかる。あまり大きな声では言えないが、退職する前に、職場のコピー機で公募で使いそうな論文のコピーをたくさん作っておくのが良策かもしれない。

今まで給料から天引きされていた、年金と健康保険は、国民年金や国民健康保険税として、目に見える形で支払わないといけない。収入がない身には、これも結構な出費である。今後、失業給付を受けている期間は、国民健康保険税の減免申請ができるので、忘れずに申請したい。

3月には所得税の申告もある。これまでのように勤務先が年末調整をしてくれるわけではないので、確定申告をしないといけない。おそらく源泉徴収された税金が還付されることになるだろう。それに備えて、色々な領収書を保管しておく必要がある。

失業すると、不便なことが多いと気付かされる。自分の生活は自分で守っていくしかないのだ。

1 件のコメント:

  1. はじめまして。

    ハウルと申します。
    任期切れを目前に雇用保険のことを調べていて、こちらのサイトにたどりつきました。

    多くのサイトは、企業に勤めるかたを対象にする情報が多く、こちらの内容は、私にとって、大変貴重なものです。

    管理人さまは、研究員の身分を保持されつつ、雇用保険の給付を受けられたのですか?
    (やはり図書館、研究室のことなど考えると無給、非常勤でも研究員の身分は大変魅力的なのですが、そのために雇用保険がもらえなくなっては困るなぁと思っておりました。)

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