失業38日目:解禁

内定から一夜明けて、お世話になった先生方から、おめでとうのメールの返事を受け取る。

失業して以来絶っていた酒を解禁した。夜には、小学校以来の友人たちに会い「実は失業していて、こっちに戻っている」と打ち明ける。そして「大学の先生になるんだ」と内定が出ていることも言い、乾杯する。久しぶりの酒はうまい。「蓮舫に仕分けられた」などと話を振って反応が鈍いが、着任先の大学の所在地は実家の隣県であるためか、「連休になったら遊びに行くからな」「どこに観光に行こうか」という話に花が咲く。私の知らない、最近できた地元のおいしいお店なども教えてもらえた。少し気が早いが、懐かしい面々に大学教員就任を祝ってもらうのは、やはりうれしい。

内定が出ていると、失業していても恥ずかしくはない。いや、失業しているのが恥ずかしいという価値観がおかしいのだが、やはり気が楽だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿