失業37日目:内定

夕方、携帯電話が鳴る。先日と同じ番号だ。意を決して電話に出ると、内定の通知だった。正式な内定通知の文書は後日送付するとのこと。お礼を申し上げて、電話を切る。あまりに遅いので、最初の候補者に着任を断られたのかと思ったが、単に教授会が今日まで開催されなかっただけのようだ。

任期はあるが、一度更新されればテニュアのポジションである。定年退職する先生の欠員を埋めるための人事で、更新される可能性も高い。

内定が出たことを両親に伝える。とりあえず、一安心だ。当初の見通しの空手形は、本物になった。推薦状を貰ったり、今度に備えてサポートを依頼していた先生方にもメールで内定を伝える。

今日から着任までは、まだ数ヶ月以上の時間があるが、それまでの間の失業給付はどうなるのだろうか。一抹の不安が残る。ハローワークからもらった資料を読んでもよく分からない。それでも、心配事の大半は片付いたのだから、どうなろうと大した問題ではない。

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